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About Cub


ちょっと
日本一周してきた。


カブに乗って。


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カブ90で日本一周とか
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原付は高速道路を行く。

しまなみ海道を走るカブ約1台。
カブの様な原付には、通れない道がけっこうある。
一部のバイパスや有料道路、中でもその代表格が「高速道路」だ。
バイクが通行可能な場合でも125cc以上の排気量が必要になる。

四国へ渡るにはしまなみ海道を通るしか道は無い。
ご存知、島々を縫う様に尾道市から今治市へと伸びる道だ。

原付や自転車、徒歩でも渡れる貴重で懐の深いラインなのだが、
通る道がしっかりと分けられており、クルマが通る通行帯は高速道路
入り口・出口の位置も異なる為、何度も戸惑った覚えがある。


いつかカブで高速を走りたい!なんて言った事もあったけど・・・。
そんなつもりじゃなかったんだ。こんなはずじゃなかったんだよ。
将来、150ccくらいのカブが出たらなぁ…って話であってだな。

原付道の入り口は小さくて、場所も非常に分かりにくかった。
細い坂道を登った先だったり、橋の袂だったり、とにかく見付けるのにも一苦労。

しまなみ海道ってのは、島々を結んで伸びている道です。
大きな橋が多く、その都度入り口を探さなければならない。

生口島と大三島を結ぶ多々羅大橋、広島と愛媛の県境を有する橋だ。
県境を越え「遂に四国だ!ポンだ!愛媛県だ!」と感激した瞬間、メガホンで

「はい、そこのバイクの方、停まって下さ〜い!」

振り返ると「国土交通省」と書かれたオレンジ色の車両が1台。
対向車線にももう一台。謎の連携、挟み撃ちだ。パトランプも回っている。

「日本一周してるの!?すごい荷物だねー!」

単なる免許証の確認だと思った僕は、
「日本一周してます。すごい荷物です」
そう簡潔に答えた。

「で、このバイクは何ccなの?」

「90ccです。カブです」

「カブ・・・!?だよね!これ、カブだよね!?」

おっ、カブ好きの人なのかな?なんて、ちょっと嬉しくなった瞬間・・・

「ここ、高速道路なんですけど!!」

耳を疑うというのは、まさにこの事だ。

確かに僕は表示案内に従って、原付道を入った…はず…だ。
ガードレールの向こうで、サイクリングの男女が僕を横目に通り過ぎる。



「あれ?いや、違いますよ。ここ、高速じゃないよ…道ですよ…
ここは強気に出ようと思ったが、無理だった。

「確かに分かりにくいとは思うけど、実際、高速だから…」

そこを否定すんなよ!と言わんばかりの表情で、彼は引き気味に続ける。

「もうすぐ警察が来るからちょっとここで待っ…あ、来た来た」

愛媛に入っていたが、広島県警と書かれたパトカーがやって来た。
広島と言えば、牡蠣とのつく人達の本場(※あくまでイメージです)
力強い広島弁で牡蠣の殻を投げ付けながら怒涛の説教をされる事を覚悟したが、
パトカーから降りて来たのは、目の死んだ小声の中年男性だった。

免許照会やナンバーを控えて、何やらゴニョゴニョ言っている。

8割方、何を言っているのか聞き取れなかったが、最後に

「じゃあこれで終わりです」

とだけ言って、その警官は去った。

交通省のおっちゃん「キップ切られなかったんけ?うまいことやったな、フヒヒ」

ってやかましいわ!よく分からんけど終わっただけじゃ!!

交通省の誘導で大三島I.Cまで走り、ゲート前で再び停止の指示。

「この板を踏むと料金が発生するから、持ち上げて越えるぞ!」

荷物満載のカブを二人で持ち上げて通過。重かった…、顔が近かった…、気まずかった…。

違反キップにも高速料金の支払いにも、当然従うつもりでいたのだが、今回はセーフ。

僕はおじさんにお礼を述べて、道の駅 多々羅大橋へと向かった。

気持ちを落ち着けようと、ベンチに座って休憩していると。

「アレ?さっき捕まってた子だよね?橋のど真ん中で捕まってたでしょ?」

と、声を掛けられたり、

「ヒソヒソ…あ、あの人…警察に止められてた人よ…ヒソヒソ」  「ヒソヒソ…あの子、何したのかしらね〜ヒソヒソ」

なんて後ろ指をさされたり、散々な四国入りとなった。

逃げるようにして、近場にある「多々羅温泉 しまなみの湯」に向かう。

駐輪所にバイクを停めて、お風呂セットなんかの準備をしていると、

おっちゃん「お、さっきの捕まってたにーちゃん、目立ってたなぁ〜!!」
娘(小学生)「日本一周頑張ってね…ププッ…あ、捕まらない様に気を付けて下さい…ブッ!」

と、地元の方々にも笑われる始末…。お風呂も早々に島の内地「台ダム(ウテナダム)」へ。

誰もいないダムに向かって、僕は泣きながら叫んだ。

「捕まった捕まったって言うなあんまりそういうの…!」と…。

原付でしまなみ海道を走る予定の方はくれぐれも気を付けて下さいね(泣)
国交省の車2台&パトカーに囲まれて、馬鹿丸出し状態になりますので。

行きの多々羅大橋
この時点で通行帯を間違えている。
生口島の、生口島南I.Cから侵入したのだろう。


帰りの多々羅大橋
こちらが正しい原付道。
しょっぱい思いもしたけれど、
私はげんきです。(泣)


通行料金はこちらへ
しまなみ海道に架かる大きな橋は
有料となっております。
50円とか100円です。親切価格です。

写真の通り、単なる箱です。
お釣りが出る様な代物ではございません。
お通りの際は、小銭ジャラジャラでお越し下さい。
防犯カメラもついてます。安心です。


お陰さまで一度もキップを切られず、無事に日本一周を終えることが出来ました。
そんなこんなで、しまなみ海道は再び走りたい場所のひとつだったりします。


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