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フィールド・ワーク 〜face to excretion〜

長旅をしていると、様々な危機に直面する。そのひとつがお排泄である。
やだぁ〜お下品〜!なんて甘っちょろいことは言ってられないのだよ。

コンビニや、公衆トイレがタイミングよく現れればいいけれど、そうはいかないのが世の中。
いざとなったら野外での行為に及ぶか、でなければオーバーフローするしか道は無い。


男性の場合は、Smallならば「ちょっとそのへんで」てな感覚で済ませられる事も多い。
(罪に問われる可能性があります。猥褻物陳列罪ではなく「軽犯罪法」が適応されるそうです)

大きな声では言えないが、かく言う私も全都道府県でStanding Workを実践する羽目になった。

問題は、Bigger oneだ。私は2度、大地にDischargeした。

初回は某所で、施設の職員さんが軒下を提供して下さった時。
夜明け前、ディスチャージしたくなって目が覚める。
もちろん屋外にトイレなんぞ無い。
我慢=オーバーフローというのは想像に難くない。
それくらい急なサインだった。

小さな肩掛けカバンを引っ掴んで、僕はテントを飛び出した。
バイクのサイドに括りつけたバッグからスコップを取り出して、
裏手にある深い藪を目指す。

音も無く降る冷たい雨に身を縮めながらも、
その「野外活動」を終える。
ポケットティッシュで調節孔をメンテナンスし、
手持ちのスコップで穴を埋める。

「Bad Hair Day〜雨に座すとも〜」という、
ふと頭に浮かんだオリジナル曲を口ずさみながら・・・。

白み始めた空を見上げる。僕はいったい、朝から何をやってんだ・・・と、落ち込んだ。

スコップは日本一周出発前に、どこかのサイトで読んだので携帯していた。
トイレ無しのキャンプ場やフィールドワークには必携と書いてあったので。

建物から遠く離れた藪の中で、残留物もキッチリと埋葬したので、許して下さい。

恩を仇で返す結果になった事に心の中で陳謝して、その地を後にした。



二度目は、某県某所の国道沿い。
比較的厳しい状況でのフィールドワークとなった。

山奥に走る二級国道、急勾配の頂点に差し掛かるあたりで
整腸インジケーターが凄い勢いで点滅し広い歩道にバイクを停める。
ハードなミッションの始まりだった・・・。

周りを木々に囲まれた道路だが、生活幹線道路なのだろうか、なかなか車が途切れない。
一台を見送ったらすぐに、坂を登ってくる車の音が聞こえてくる。

その日はとにかく大雨だった。

頭上には、コンクリート造りの高架が走る。そこで雨宿りをしつつタイミングを窺う。
しかし、待てども待てども車がぴったり途切れることはない。
これ以上の保留は確実にオーバーフローへと繋がる。

僕はバイクのシートの上に工具をバラバラと出し、ドライバーを片手にしゃがみ込む。

フィールドワーク中だと悟られぬための偽装工作だ。

傍から見れば「雨の中の走行でバイクが調子悪くなって整備している人」にしか見えない、
そのはずだった。しかしカブの構造上、対向車線側から丸見えだった。(タンクが無いからね)
なんなら数人の運転手ともバッチリ目が合った。

これはマズイ!!咄嗟の機転で、レジャーシートを取り出した。
洗濯バサミでバイクの側面に「カーテン」を張って、再びしゃがむ。

ソリッド・ディスチャージの際は、やっぱりリキッドのほうも流れだしてくるワケで。
うまいことカブのタイヤとタイヤの間を流れてくれたから良かったけれど・・・。 
カーテン代わりのレジャーシートに液体が付かないように、変な体制で手を伸ばしながら…。

スコップで掘っておいたタクティカル・ホール(以下 穴)に土をかぶせて埋めておく。
Discharge exit のメンテで使用したポケットティッシュも、しっかりと埋設処理した。

その時、頭に浮かんだオリジナル曲「Provide for a Rainy Day〜褐色の子供たち〜」
口ずさみながら、フィールドワークで使用したファシリティを撤収していると、
コンクリの根本でタヌキだかイタチだかの小動物がフィールドワークをした形跡を見つけた。

二度目も自己嫌悪に陥る結果となったディスチャージの経験でした。



それ以降はお陰さまで(?)ソリッドディスチャージをする事無く旅を続けられました。
しかし、日本全国、いろんな方々がフィールドディスチャージを実践なさっています。

沖縄の某所、深い藪の中でstanding work(リキッドディスチャージ)をしようとしたところ、
ワンピースをたくし上げた、小さな子どもが既にしゃがんでいることがありました。
その女児は「フヒヒ…ドーモスンマセンネェ…」と言わんばかりの微妙な笑顔で会釈してくれました。
僕も「あ〜あ〜あの…ゴゴゴゴゴゴゴメンネ、コリャシツレイ!!」とその場を離れました。
そそくさと立ち去る僕の背後からは、控えめなDischargeSoundが聞こえてきました。

他にも幾度か現場に遭遇しましたが、なかなか避け難い事項なのですね。


長旅をした経験から言えるのは
「ポケットティッシュだけは肌身離さず持っておけ」
ってことです。

オーバーフローしなくても、トイレに紙がない!って場合も
非常に多いので、ティッシュは常に身につけておくべし。


世の中には携帯トイレなるグッズも出ていますが、これも考えもの。
コレを持っているからといって、いつでもどこでも!というわけにはいきません。

子供ならまだしも、いい大人が人前でミッションをこなせるワケないし。
結局「野外活動」は必至でしょう。残留物を残さないというメリットはありますが。
使うタイミングは、しっかりと考えてフィールドワークスに臨みましょう。

スコップはなんと「盗難」に遭いましたが、その話はまた今度別のページで・・・。



フィールドワークス〜伝聞編〜
以下は、旅の最中で耳にしたフィールドワーク関連の
お話です。引き続きお下品なので、閲覧注意!!

長崎で聞いた話です。
他に利用者のいない、とあるキャンプ場でテントを張り
ひとりで眠っていたそうです。
彼は夜中、急に腹痛に襲われて飛び起きたそうです。
トイレはあるけれど、テントからはあまりにも遠くて
さすがに間に合いそうもないと判断した彼は
「自分の他には誰もいない真っ暗なキャンプ場だ。
 その辺で作業を済ませよう」

と、テントから少し離れた場所に産み落としたそうです。
翌朝、せめて土くらい被せておこうと、現場に向かうと。



見たこともないくらい大量のアリが群がっていたそうです。

びっしり並んだ小さなアリの行列、赤っぽいアリや、デカいアリのグループも訪れていたそうです。


これもまた別の方から聞いた話です。

その男性は、旅の途中でとある山中にひとりでテントを張りました。
長旅で溜まった性的欲求を満たすべく、Solo Hand Jobを行なったそうです。

排出される液体をティッシュで拭い、それをテントの外にポイっと出しておいたそうです。

明日の朝、ゴミと一緒にまとめて捨てようと、その夜はぐっすり眠りました。

翌朝、テントから出て清々しい空気を胸いっぱいに吸い込み、ふと下を見ると、





見たこともないくらい大量のアリが群がっていたそうです。

風も無いのに動くティッシュ。行列がソレをグイグイ引っ張っていたというのです。
中には液に張り付いて死んでいる者も・・・。
運ぶって事は、アリにとって必要な物なのだろうということで、紙の回収はしなかったそうです。



この様に、あまりお上品ではない話が続きましたが、リアルな旅の経験談ではあります。

前述の通り、私は小(リキッド)=ウェットワークを全都道府県で実行してしまいました。
場合によっては「軽犯罪法」に処されることもあるそうですので、絶対にマネしないで下さい。



イースター島でモアイの後頭部を見ながら野ションした

という女性がいました。この方だけには絶対にかなわないと思った。

なにはともあれ、無理にでもトイレに寄っておくことは旅の基本なのです。
みなさまもお気をつけ下さい。





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