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トホホの連続!?船旅アレコレ苦労話。

日本一周をした際、フェリーに乗って北海道や沖縄へ渡りました。
バイクに自転車にクルマだって載せられる、旅の強い味方です

北海道へ渡る際は、自宅でしっかりと下調べを重ねておいたので、
焦ることも困ることもありませんでしたが・・・

しかし、屋久島・奄美大島と沖縄本島に関しては不安の連続でした。

そんな船旅にまつわるしょっぱい思い出を綴ってみます。




屋久島渡航の前日

チケットが買えるのかどうかも分からないままに鹿児島港に向かいました。
手持ちの地図を見ると、屋久島と鹿児島港が細い線で結ばれていたから。
夜遅く着いたため、事務所らしき施設も完全に消灯されており不安が募ります。
読み込みエラーや回線切断の頻発から、普段は使いもしないクソezwebを駆使し、
屋久島行きのフェリーが朝8時半に出るということを調べ上げ(直後サーバエラー)
焦る気持ちを抱えながら、すぐ脇に在る公園にテントを張って朝を待ちました。

早朝、フェリーターミナルへ行くと物凄くすんなりと乗船券を買う事が出来き、
何だか肩透かしを喰らわされた気分でしたが、とりあえずひと安心。

船会社の窓口は、閉まるのが早い。乗船時刻前の1時間程度しか開いていない様です。
行き先によっては、毎日出ていない場合もあるし、時期によっても変わってくるうえ、
行き先・ルートが同じでも、担当する船会社が異なる場合も有り、窓口も違ったり。

当日でも乗船券は買えるが、手続き場所と出港時刻だけは把握しておきましょう。


奄美大島&那覇へ!

屋久島へは鹿児島港から出たが、奄美・那覇へは鹿児島新港からでした。
屋久島から鹿児島港に戻り、その足で奄美大島に行く予定でしたが施設内に案内すら無し。
「ここからちょっと行った鹿児島新港からだよ」と偶然地元の方に教えてもらえましたが、
もしそれがなければ間に合わかった事でしょう。

何とか時間内に手続きを済ませて、無事に奄美・那覇行の船に乗る事が出来ました。

しかし・・・悪夢、再び。

奄美でも沖縄本島でも同じく「乗り場の謎」に惑わされる事に。

奄美では船会社と事務所を台風直下の大雨の中タライ回しに!。

沖縄では場所が分からずに夜の那覇港と那覇新港を行ったり来たり。

どちらも完全に閉まっているうえ、案内や表示も皆無。
幸運な事に、那覇港の警備員さんが「ここで大丈夫だよ!」と教えて下さったが、
本当に分かりにくくて苦労しました。

旅慣れていない僕は、とにかく不安で不安で仕方ありませんでした。

降りた港から再び戻れるわけではないのです。上記の通り窓口は開かないし
会社によってバラバラ。一括して管理・案内するというシステムは無いみたいです。


お盆や長期休暇で無い限り、チケットは当日でも買えると思いますが、
日付・時刻・担当船会社・乗り場の位置は徹底して調べておく事をお薦めします。(二度目)


For the sake of 二等客室

鹿児島から奄美に渡る際に乗ったフェリーは「クイーンコーラルプラス」という船。
まだ新しいらしく、綺麗で広いロビーや清掃の行き届いたスペースには驚きました。


クイーンコーラルプラスのエントランスロビーと案内所


しかし・・・悪夢は繰り返す。

客室に入った瞬間、感激は絶望へと変わります。

フェリーには多くの場合「二等」と呼ばれる最も料金の安い客室が用意されています。

二等というと、聞こえも良くてイメージが湧かないのだが・・・この二等、曲者である。

この写真だとまだマシに見えるが…


二等ってのはマットレスが隙間無く敷き詰められた、決して居心地の良いとは言えない空間。
文字通り「隙間無く」です。男女関係無く詰められます(位置くらいは配慮されると思いますが)
小振りのシングルベッド程のマットレスが自分の「席」となります。
手続きの際に受け取った紙切れに書かれた番号が、自分の指定席。
もちろん仕切りなんて無く、お隣さんとの距離は0cm。簡単な荷物置場(扉も鍵も無いよ)に、
マットの上には一枚の毛布と、奇妙な形状の枕が置かれています。

タコ部屋という通称まで聞きます。

ただ、混んでいなければ指定位置を無視し、各々バラけて空き場所を広々と使う事も出来ます。
鹿児島から奄美へ向かう時は、そんな感じでスペースを確保する事が可能でした。

しかし混んでいる時は、耐え難い状況でしょう。

無配慮に酒盛りを始める集団、ゾンビの様に疲れ切った家族連れ、
無表情で固まったままのカップル、壁と会話をし続ける男性、


まさに極限状態だった。

僕は正直こういうのって苦手です。

船の中で旅人同士の情報交換や仲間探しがしたければ二等が向いているでしょう。

また、運悪く(?)隣の男性がちょっと面倒で僕の苦手とするタイプでして、
このひたすら自分語りをする「俺が俺が兄さん」と丸々1日過ごすのか・・・
そう思うと泣きたくなりました、実際心の中では号泣してました。
(ただ乗客も少なくて、上の様にバラけるチャンスを利用して助かりましたが)


そこで・・・

上記の様な状況が苦手な方には「2等寝台」をお薦めします!
こちらは2段ベッドのある部屋で、カーテンもあるし他人との距離も確保されている。
狭い部屋なので、かえってキツイわ!と感じる人もいるかもしれませんが・・・。
料金も2000円程しか変わらないし。

本来は予約が必要ですが、空いている時は当日でもいけるみたいです。
那覇を出る際はダメ元で乗船手続き時に聞いてみたら大丈夫でした。


その時は運良く寝台の客が誰もいなくて一人部屋を満喫し、快適な船旅でした。
逆にタコ部屋は、行きとは比べ物にならない程ギッシリでした。

そういうのが苦手な方は、「二等寝台」を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

更に上には「一等」や「特等」というのも存在します。
パーソナルエリアが気になる方はそちらを利用するのも良いでしょう。





財布がない!?(番外編)

那覇港から丸一日掛けて戻り着いた鹿児島。
上でも書いた通り、幸運な一人部屋のお陰で小雨でも気分は晴れやか!

ルート取りを兼ねて、近場のジョイフル(ファミレス)で優雅な朝食を済ませる。

さて、いざ会計を・・・って!

サイフが無い・・・!?!?


店員さんにことわってバイクのボックスやバッグを全部探してみたものの、 やっぱり無い。

考えられる可能性はひとつ・・・。船に置き忘れた。

店員さんに事情を話して船着場まで大急ぎで戻る。
貨物の揚げ降ろしや給油・整備のため、船はしばらく停泊しているはずだ。

港に着くと案の定フェリーはそのまま停まっていた。
船会社の事務所の女性に事の経緯を話す。
すると、女性は無表情で言うのだ。

「既に船員がいないので、明日の昼以降の確認します」


は?


すぐそこで貨物の積み下ろし作業してる人がたくさんいるじゃないか!!
横を通ったときに、甲板で掃き掃除してる制服のおじさんも見えたよ!!
なんなら客室乗務係があんたの後のドアから入ってきたよ、今さっき!!


何とかなりませんか?と尋ねると、どことなくガンダムに似ていらっしゃるその女性は

「明日の昼までは無理ですね」

相変わらずの無表情と不貞不貞しい口調で一蹴。だめだこの人、話にならん。

怒りもあって、分かりましたと一言。連絡先を書いて踵を返し、事務所を後にする。

さて、どうしたものか。雨が強くなってくる。

レインウェアの裾を直しながら、コンテナを運ぶ作業をぼーっと見つめた。


ん・・・?


僕は気が付いてしまったのだ。
彼らも似た様なレインウェアを着ている事に。

すかさず僕は手持ちの荷物をバイクの箱に放り込み、長靴を履いて駆け出した。
軽い挨拶を交わしながら、僕は大きな口を開けたフェリーに歩み寄る。
金属独特の軋みを挙げながら力強くコンテナを運ぶフォークリフトの横を通りすぎる。

貨物スペースへと続く錆色の足場を踏まんとしたその時、背後から大きな声が聞こえる。

「お客様〜!!」

焦燥感と緊張感で判断が鈍っていた僕は、愚かにも振り向いてしまったのだ。
これで周囲にも、僕が入船許可を持たない部外者であるという事が知られてしまった。
咎められる事を覚悟しながら声の主の許へと引き返した。
男は優しそうな笑顔を携えて言った。

「係りの者が探しに出たんで、中で雨宿りして待ってましょう」

不法入船未遂を咎めるどころか、にっこりと予備の傘を差し出してくれた。
窓口の女性の対応の悪さを詫びながら説明を始める。

「入れなくなるのは作業が完了して無人になってから。まだ職員の出入りがあるから」

程無くして、一台の車がこちらへ無かって来る。運転手が軽く手を挙げる。
彼の手には見慣れた茶色の革のサイフ。僕は無言で頷く。ガラス越しの男も同じくして微笑んだ。
しつこい程に礼を述べ、何度も彼らに頭を下げた。




こうして無事に(?)サイフも戻り、ガストへと急ぐのであった。


でも、おっちゃんよ、

そのエロ本らしき雑誌は僕の忘れ物じゃありませんから!!

あげると言われても要りませんので!!

サイフは洗面台の上に置いてあったそうです。

カードもお金も全く盗られていませんでした。
自分の馬鹿で間抜けなミスを恥じてあほさ加減を猛省しつつ、
二人のおじさんと運の良さに心から感謝した出来事でした。




船に乗ると「遠くに来たぞ〜!!」って実感が沸いてくるものです。
数分から数時間の短距離航行ならば、その場で簡単に手続き出来る事が多いのですが、
丸一日も掛かっちゃう様な航路なら手続きから食料まで、色々気に掛けておきましょう。

どうぞ楽しく快適な船旅を!!

一番快適だった船旅@奄美大島 住用のマングローブ林


個人的メモ:空腹だとすぐ船酔いします。





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