このページはブログ ■LEDワークライトをつけてみた 時の記事からのリンクです。
■ 補足編
・リレーとかヒューズとかに関して。自分だけに分かりやすい備忘録!
リレーの役割って?
片側の回路にはコイルがあります。
コレに電気が流れるとコイルが電磁石となって、
もう一方の回路にある端子(鉄片)を吸い寄せます。
それにより接点が繋がって電気が流れるという
仕組みだそうです。
主だった役割を簡単に言えば、手で操作するスイッチを電気の力で代行してもらおう
という部品なのです。
これにより、慌ただしくたくさんのスイッチを操作する必要も軽減されますし、
複数の機器間でのオン/オフ制御がミス無く簡単にこなせます。
また、カブの配線を見る度に思うのですが、見た感じ意外と細くて頼りないコードが使われています
(あくまでも素人の感覚で)
この細いコードへタコ足配線の如く今回のLEDワークライトやらグリップヒーターやら、
何十ワット分もの電装品を繋いだらどうなるのでしょうか・・・
なんとな〜く焦げたり焼き切れたりしちゃいそうで不安です
(実際にトラブルが起こるのかどうかは不明です)。
ただ、なんとな〜くで焦げられても困るので、しっかりとした配線を引きたい…
というのがワタクシの様な心配性素人の考えです。
というわけで「ちゃんとしたコード」を使用。
これは12V/80wの電気に耐えられると
明記されています。
この頑丈そうなコードで電源をバッテリーから
グイっと引っ張ってきてやります。
しかし、それだけではちょっとした問題が発生します。
バッテリーから直接電源を引いてしまうと常に電装品が作動することになってしまいます。
(いわゆるバッ直状態ってヤツですね)
これは、エンジンが掛かってなかろうが
メインキーが挿さってなかろうが、
お構いなしに電気を供給しちゃう状態です。
スイッチ等で制御しておけばいいのですが、今回はハンドル部分にスイッッチをつける予定でして、
つまりスイッチが外部で剥き出しに。人目につくし、誤作動やイタズラの危険性も無くはないw
何かの拍子(?)でこれがオンになってしまうと、駐輪所で煌々と光を放ち続けたのち、
バッテリーがご臨終なさるという惨憺たる結果を招きます。
そんな哀しいトラブルを防ぐためにもリレーは必要不可欠なのです。
今回の配線方法の場合、リレーは※キーオン電源と連動しているので、
メインキーを回さない限りリレー以降の電装品は作動しなくなります。
キーオン電源…メインキーを回すと通電する箇所、アクセサリー電源/ACCとも。
カブの場合「ブレーキランプ、ウィンカー、ニュートラルランプ、ホーン」など
キーを回せば作動する&エンジンを掛けなくても作動するものがそれにあたります。
つまり、リレーはスイッチ機能と同時に、配線保護(無理なタコ足配線を防ぐ)役割も担ってくれる けっこう重要でなかなかエラいパーツなのです!
ヒューズの役割って?
ヒューズ・・・名前はよく聞くけど役割はよく分からないモノのひとつです。
中学時代、なけなしのお小遣いで買ったギターアンプ(100w)をそれはそれは使い込んでいたのですが、
急に電源が入らなくなり「ついに壊れたか!!」と絶望しました。
しかし!楽器屋さんが「ヒューズが切れただけだ」とものの1分で直してくれました。
そのおかげでヒュ―ズの役割を知りました。そして今の私があるのです。
話は逸れましたが、ヒューズとは一種の「安全装置」で、機器に影響が出る程の大きな電流が流れると
自ら壊れて電流をストップしてくれる部品なのです。
電装品の不具合や配線のショートなどで過大電流が起こると
時には機器が故障したり、シャレにならない程の熱を発したりします。
高熱や火花が発生しているのにバッテリーから給電され続けてしまうと
電装品の故障だけでなく車両火災等をも引き起こしかねません。
そのため、決められたアンペア数以上の電気が流れた時にだけ
ブッちぎれ自己犠牲のもと回路を守ってくれるのがヒューズなのです。
バイク等は、何かの拍子で普段より多く電気を流してみたり気まぐれで
ちょっと多めの電力を消費してみたりするもんらしいですね。
なので、ヒューズのアンペア数はギリギリではなくちょっと余裕をもって決めてやります。
グリップヒーターなんかはたまに頑張りすぎて、規定以上の電力を消費する事も多いと聞いたことがあります。 先のギターアンプも出力(ボリューム等)の上げ過ぎが原因とのことでした。
意図せぬ部分で、予期せぬところで過大電流が発生しても大きな故障に繋がらないようにするために、
電気を食うモノの前にはヒューズを入れておくと安心です。
アンペア数は「 W(ワット)÷V (ボルト)」で求めます。
例…12V車のカブで18Wのライトを使う場合
18÷12= 1.5 つまり1.5Aが流れることになります。
ヒューズの選び方としてはこれを約2倍した値を適応するのが一般的らしく、
つまり3Aのヒューズを取り付けてやればいい感じ!となります。
もちろん機器によりますし、場合によっては不具合を生じる危険性もありますので、
正しく慎重に選定してくださいね。
また、ヒューズの形状にも種類がありますが、
バイクに使われるものは管ヒューズと平型ヒューズが主です。
容量も0.5Aから30Aまで幅広く存在します。
ちなみにカブの右サイドカバーを開けると
7Aのヒューズが取り付けられています。
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